週刊ニューズレター 『喜びの星にむけて』
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『喜びの星にむけて』の主旨 私たちは今まさに宇宙時代に入ろうとしている。地球の科学は過去200年の間にめざましく進歩した。しかし精神はどうだろうか。進歩してきたのであろうが、科学ほどでは無い。科学と精神の進歩の度合いには大きなアンバランスがあるように見える。科学の発達により、地球では全人類が充分に食べてゆけるだけの食糧が生産されており、それを分配する交通手段や通信手段も開発されている。科学の発達により、地球の地理的距離や時間は克服されてきている。しかし、精神面はどうだろう?私たちの考え方の土台は以前とほとんど同じではないだろうか。 エンリケ・バリオス著、『アミ 小さな宇宙人』(徳間書店)の中のアミによれば、科学が精神よりも異常に進歩した文明は自滅してしまうそうである。この地球が今まさにその瀬戸際に立っているのではないだろうか。この事は、原爆を思いやれば納得できる。このアンバランスの結果は地球の環境破壊であったり、毎日4万人が飢餓で死んでいる現状であったり、紛争や戦争として現れているのではないだろうか。 週刊ニューズレター『喜びの星にむけて』は地球が宇宙時代に入るかもしくは自滅するかという転換点において、地球の文明を前進させる為に、アンバランスを少しでも解消する為に、私という小さな個人が何ができるのであろうかという問いかけから生まれている。 ここに書かれている事はいろいろな方のご協力をいただいて書かれているが、責任は一切私個人が負うものである。 1997年9月14日梅原 勲 『喜びの星にむけて』は無料の週刊ニューズレターです。 購読ご希望の場合は半角小文字で subscribe planetとだけタイトル欄に入れて iumehar@attglobal.net へ送信して下さい。もし差し支えがなければ、お名前を本文(メッセージ欄)に入れてください。 購読ストップご希望の場合は半角小文字で unsubscribe planetとだけタイトル欄に入れて iumehar@attglobal.net へ送信して下さい。 本ニューズレターは著作権法により保護されています。ただし、何も削除せずに全文をコピー・配布される場合のみ、自由にコピー・配布をして下さい。 梅原 勲 iumehar@attglobal.net Phone: 045-351-1706 Fax:045-351-1719 http://www.tc-r.com/ |
No.307 2003年7月28日 武蔵とモーゼ 「我、神仏を尊んで神仏を恃(たの)まず」は宮本武蔵が自分を律するための言葉の一つである、『独行道』に書き記してある。 宮本武蔵の『五輪書』は高校生の頃盛んに読んだ本の一つである。この本の中にあった『独行道』の自分しか頼りにしないという生き方は、受験生のわたしにとってぴったりきたのだと思う。 その後、別な考え方に出会った。 "I am nothing by myself." (わたしは自分一人では無である)これはモーゼが映画『十戒』の中で語っている言葉である。神のメッセンジャーとして自覚したモーゼが、神の意図に基づかないことは何もできないことを語った言葉である。 あなたには上の武蔵とモーゼの言葉はどのように聞こえるだろうか。同じだろうか、それとも違うだろうか。 わたしは長い間、武蔵とモーゼは全く違うことを言っていると思っていた。その後、二人は同じところを目指していることに気がついた。方法は違う。でもたどり着くところは同じである。ちょうど富士山の頂上は一つであるが、上り口がいくつもあるのと同じである。 でも、今は二人は全く同じことを言っているように思えて仕方がない。 No.306 2003年7月21日 クロベー 家にはクロベーというめす猫がいる。少なくとも17年は生きている。もうだいぶ年のはずである。でも、若いときとあまり変化はない。 ところが、最近彼女に一つの変化が見られる。ここ1ヶ月くらい、クロベーがわたしのひざを頻繁に求めるようになった。わたしが声を出している時はもちろんだが、出していなくても乗ってくる。 以前は電話で話をしているや音読をしているときに、必ずと言ってもよいほどひざに乗りに来た。でも、わたしが声を出していないときは、それほどひざに来ることはなかった。 何が彼女をそうさせているのか。 彼女の死期が近いのかもしれない。あるいは、全く別の原因があるのかもしれない。何が起こってもよいように、心の準備だけはしておく。 No.305 2003年7月14日 大谷育江さん 7月12日(土)のNHKラジオの「こども夢質問箱」のゲストはピカチュウの声優をしている大谷育江さんだった。小・中学生を中心に4歳から高校3年生までの子供達からの質問に楽しそうに答えていた。 大谷さんの答えが実に素晴らしかった。 声の出し方の練習に関する質問がいくつかあったが、大谷さんは声の出し方の練習はせずに、役になりきることを心がけていることを繰り返し答えていた。単純なハウツーを求めてきた質問だが、本質をついた答えに感心した。 もう一つ印象に残ったことがある。大谷さんは、電車などに乗ったときに、自分が役をする男の子たちの様子を常に観察しているとのことだった。男の子は最初は静かなのに、ある時点から周りを全く気にしなくなり、ワーワー騒ぎ出す様子を実によく再現していた。 あり方の追求と常に観察する大谷育江さんの仕事に対する姿勢に感服した。 No.304 2003年7月7日 能力 最近、「ムツゴロウ」の愛称で知られている畑正憲さんの話を聞いていて、とても興味を引かれたことがあった。 数年前にカナダで一つの動物実験が行われたそうである。それは、同じ母親から生まれた8匹のセントバーナードの子犬を引き離し、一匹ずつ違う環境で育てる実験をしたのである。 その中の1匹は、何の刺激も与えられなかった。じゃれあったり、けんかすることもなかった。そしてある日前足を噛み切って、出血多量で死んだそうである。畑さんの話では、その子犬は痛みを感じることができなかったそうである。 畑さんによると、痛点は開発されるそうである。痛みは学習することによって「痛み」として感じることができるようになる。そのためには、幼いときの兄弟げんかなどは必要不可欠だそうだ。 この話を聞いたとき、「目の機能と視力」を思い出した。生まれたときからの目の「機能障害」により、全盲の人がいた。その人が大人になって、目の手術をした。物理的な身体の部品としての目は完璧になったそうである。光はその人の網膜に届いていた。映像の信号は脳に伝わっていたはずである。しかし、目は見えないままだったそうである。 目に関しては、どんなに身体的な構造物として完璧であっても、成長過程のある時期に見る事を学ばなければ見えるようにならないことは知っていた。しかし、痛みに関しても同じであるとは驚きであった。 さて、目と痛みに関しては上に書いたとおりである。ほかにどのような能力がわたしたちに潜在的に備わっているのだろうか。ひょっとしたら、浜辺の砂の数ほどの能力がわたしたちにはあるのかもしれない。そして実際に使っているのは数粒程度なのではないだろうか。 No.303 2003年6月30日 チャールズ・デゥボア チャールズ・デゥボアの言葉をご存知だろうか。わたしの好きな言葉の一つである。立ち止まろうとしたときや変化の激しい時にはとても力づけられる。 ***** The important thing is this: To be able at any moment to sacrifice what we are for what we could become. --Charles DuBois 重要なことはこれである。どの瞬間でも、自分が何になれるかのために、自分が何であるかを犠牲にできることである。 --チャールズ・デゥボア (梅原訳) ***** わたしの人生でも大きな変化が起ころうとしている。どのような事態が待ち受けているのかはわからない。チャールズ・デゥボアの言葉を指針として舵を取ってゆく覚悟である。 No.302 2003年6月23日 ご注意 大きな交通事故が多い。気をつけていただきたい。 しかし、何に気をつけるのかが大切である。自分自身が「今、ここにある」ことに気をつけることである。考え事をストップし、見ることを始めることである。 禅には「心眼」や「心耳」という言葉がある。また、「心の目を開く」、「心の耳を開く」とも言う。「今、ここにある」ことと同義語である。 心の目や心の耳を開くことは可能である。 老眼を例にとろう。現在の文明では老眼を「衰え」と呼んでいる。私には必ずしもそうとは思えない。確かに肉体の目は見えにくくなっている。しかしそれは肉体の目で見る必要がなくなっているからではないだろうか。つまり、心の目が使える状態になっているように思える。心の目を開くチャンスである。 心で見、心で聞く意図を持ちながら毎日を過ごすことをお勧めする。そして安全にすごされることをお祈りする。 No.301 2003年6月16日 宣言 SEDE(シード)は毎月2回開いている英語での自己表現の場である。ここでは、オブザーバーやゲストを除く参加者全員が、その時間内に達成したいことを明確に言う。ミーティングの最初に、各自が本日の達成を宣言する。そして、ミーティングの最後に達成したかどうかを言う。 参加者は、それぞれ自分の課題を目標として掲げる。私は自分の目標を「起こってくる出来事を受け入れ、楽しんでいる」としている。 当日はいろいろなことが起こる。ミーティングに遅れる人、来ると言っていながら来ない人、電話がかかってきたり、突然飛行機のすごくうるさい音がすることもある。 私がこの目標を掲げる前は、さまざまな外部の状況の影響を受けて、腹を立てていた。あるとき、何気なく前述の目標を掲げた。そうしたら、ミーティング中は何が起こっても腹を立てることがなかった。それ以来、この目標を続けている。 数ヶ月前に、ミーティングの始まる前に腹を立てたことがあった。しかし、ミーティングで自分の目標を宣言した後は、全くそのようなことはなかった。 この時の、環境に対する自分の反応の変化に気がついてから、毎朝その日の目標に「起こってくる出来事を受け入れ、楽しんでいる」をいれ、宣言するようにしている。 結果? 自分の居るところが変わってきたように感じる。 |